【2024年11月】求人募集につきまして(急募:3~5名)-お知らせ

【2024年11月】求人募集につきまして(急募:3~5名)


お世話になっております。ダヴィンチ治療院で院長を務めます神田裕幸です。

現在、当院では、一緒に働いて下さるマッサージ師の先生を緊急募集しております。

私を含めて28名で訪問に当たっていますが、新たに3~5名の先生を募集します。

来年から開始予定である、機能訓練マッサージ師サービスを行うため、大幅な増員が必要となっております。

今回の募集に当たっての経緯、機能訓練マッサージ師制度につきまして、下記に述べさせて頂きます。

この101日から、訪問マッサージでは訪問施術制度が導入されました。

これにより、今まで分かれていた施術料と往療料(交通費)が包括化されました。また、お一人のみ算定が可能だった往療料が按分され、人数ごとに同一の金額となりました。

そのこと自体は、患者様ごとの不平等さが解消され、非常に良いことかと思います。

また、訪問施術料13に区分けがなされ、訪問人数と往療料が区分しやすくなったことも、患者様、事業者側にとっても分かりやすくなりました。

しかしながら、そこには大きな問題点も含まれ、事業所の運営にも大幅な支障を与えることとなりました。

具体的には、9月11日に厚生労働省保険局医療課から出された疑義解釈の内容によるものですが、

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『同一建物に複数の施術者が同一日に訪問した場合の訪問施術については、それ

ぞれ施術者ごとに訪問施術料の区分により算定できるのか。』という質問に対し、

『施術管理者単位で同一日に同一建物で施術を行った患者の総数に応じた訪問施術料の区分により算定する。』との回答がなされました。

つまり、施術管理者(治療院・事業者に1名のみ)単位で算定がなされるため、複数の施術者が訪問しても、結果として1名分の往療料しか請求できない、ということになります。

例えば、施設へ同日に5名のマッサージ師がそれぞれ1名の患者様の施術を行った場合、請求できる往療料は1名のみ、それを5名で按分ということになります。

さすがに、それは無いでしょう。と思いましたが、厚生労働省からの見解ですので、覆ることはありません。

私からすれば、5名のマッサージ師が、それぞれ車や電車などで移動し、燃料費や交通費をかけて訪問しているわけですから、それぞれに往療料が発生するのは当然、と思います。

実情として、そのような実態があるにもかかわらず、施術管理者単位、ということを一方的に押し付けるのはフェアではない、暴挙であると率直に思います。

これに対しては、到底納得がいきませんし、訪問マッサージを、働くあん摩マッサージ指圧師を馬鹿にしている、とも感じます。

施術管理者を置くのは、事業所ごとにきちんとした管理体制を敷くこと、責任者をはっきりさせること、施術者と管理者が連帯の責任を負うことにより、医療サービスとしての質を担保する、といった意味合いがあると考えています。

そうしたことを逆手に取り、医療費の削減のために、強引にこうした取り決めがなされるのは、あまりに粗暴すぎます。

このようなことがなされれば、各事業者はその減収分を補うべく、訪問の件数を増やします。

薄利多売の考え方が一層進み、医療サービスとしての質は低下します。

おそらく、多くの事業者が、110件以上、下手をすれば15件といった訪問を一人のマッサージ師に担わせることになります。

そうなれば、一体、何のための訪問マッサージなのか、これがあるべく医療サービスとしての姿なのでしょうか?

本来、医療費削減よりも、医療の質の確保、サービス内容の向上を図るべく、話合いや検討がなされるべきではないでしょうか?

訪問マッサージは、訪問リハビリのように単位制(1単位20分)ではなく、1訪問でいくら、という形式ですから時間に規定がありません。

これまでと同じ収益を得るためには、今回の改正で減収となった分を、件数を増やして埋めるしかありません。

結果として、お一人15分、20分という訪問形式が更に加速していくはずです。

こんなことは容易に想像できることですが、そんなことにも国は考えが及ばなかったのでしょうか?

私は、一人の治療家として、医療従事者として、そうした懸念を強く持っています。

訪問マッサージというサービスの必要性、社会的な意義が損なう方向へと行かないか?非常に不安を覚えます。

当院においても、スタッフが28名ですから、今回の改正、疑義解釈の内容の影響は、すさまじいものがあります。

ハッキリ言って、今までの収益が半分以下となってしまっています。

それを受け、前述したような対応策(時間短縮・件数の大幅増加)を取りたいところですが、

それをやっては、医療としての意味を成さなくなってしまう、まさに本末転倒です。

そうした中で、考えを重ねた結果、当院では一つの結論に至りました。

それは、新しい訪問制度(スタイル)を独自に作ることです。

施設訪問に対し、各専門員を配置し、終日訪問するといった形式を取ることです。

これを『機能訓練マッサージ師制度』と名付けました。

訪問に携わる先生は、その施設の専属のマッサージ師(機能訓練マッサージ師)として、全ての患者様を担当します。

それにより、往療料が少なくとも、移動時間が無くなり、施術できる時間を増やし、最低限の収益を確保することができます。

ただし、医療サービスとしての質を担保しながら、という前提付きですが。

具体的には、お一人30分での施術とし、リハビリとマッサージをトータル的に行う、


オールラウンダーのマッサージ師のみが現職務に携われる、ということになります。

当院でも、オールラウンダーとして、全てのニーズに対応できるマッサージ師が決して多いわけではありません。

そのため、今後はそうした教育体制を敷き、何でもできるスペシャリストを院内で養成していく必要があります。

まずは、当院でそうしたスキルを持つ何人かのマッサージ師の先生が従事し、


その空いた枠を他の先生方で支える、といった対策を取りたいと思います。

そこで、今回の大幅な求人募集へと繋がってきます。

当院において、患者様が複数いらっしゃる施設に対し、順次、機能訓練マッサージ師を1~2名配置していきます。

そのため、その職務に当たる先生方の後任にあたって頂きたいのです。


一般のご自宅へと訪問へ伺って頂けるマッサージの先生、

もしくは、今までのキャリアを活かし、機能訓練マッサージ師を目指した研修を行い、



最初から、施設への専門員(機能訓練マッサージ師)として従事する先生を募集いたします。

この新しい訪問形式が確立すれば、 

懸念された訪問マッサージの質の低下を防ぎ、逆に今まで以上の患者様を救うことができるはずです。

既に、今年の6月から9月にかけて検証実験し、当院の通常訪問40分と変わらないだけの成果を上げられることも分かっています。

町田市の研究発表(アクティブ福祉in町田)にて、その成果も市民の皆様へ周知したところです。

それだけでなく、更にはマッサージ師の先生方における報酬料も増やすことができると予想しています。

訪問に携わる、全てのマッサージ師の先生方が報われるように、



そして、一人でも多くの患者様が苦痛から解放され、幸せに向かうように、ぜひ、当方に力をお貸し頂けたらと思います。

詳しくは、直接、ご説明を致しますので、私、神田までご連絡頂けたら幸いです。

治療院までお電話いただくか、メールでもお問い合わせ可能ですので、何卒、よろしくお願い申し上げます。



引き続き、ご支援頂きますようお願いします。

町田市・多摩エリアの訪問マッサージ ダヴィンチ治療院 

理学療法士・あん摩マッサージ指圧師 神田 裕幸