当院の新たなる挑戦について(訪問マッサージ師の募集)
お世話になります。
訪問マッサージ『ダヴィンチの手』、院長を務めます神田です。
いよいよ、2024年も最後となりました。
今年は、療養費の改定があり、
訪問マッサージ業界にとって、大きな変革の年になったと思います。
10月1日の改定では、同一日、同一建物内での訪問要件が疑義解釈で明記され、
多くの治療院・事業所が戸惑ったのではないかと予想します。
今までの事業、運営方法が、根底から覆される内容だったと思います。
以前の当院でのブログ、動画でも細かくお話ししましたが、
施設での複数人の訪問において、算定できる往療料(交通費)が一人分(施術管理者)のみ、
というのは、厚労省のあまりに身勝手で実情を無視した解釈、判断だと言わざるを得ません。
訪問マッサージにより、医療や地域貢献を掲げ、
一生懸命に働いているマッサージ師に対し、
失礼極まりない内容だと、私は考えています。
細かなことで、制約を設け、医療サービスを萎縮させ、縮小化させることに、何の意味があるのでしょうか?
厚労省が行うべきことは、訪問マッサージの療養費を無理に削減することではなく、
国民のためになるよう、サービスの質を担保すること、
そのための案や策を講じる、保険者やマッサージ師と協議すること、ではないでしょうか?
毎回思うのですが、療養費の改定において、サービスの質、医療の中身についての話し合いが全くなされていません。
ただ、療養費の削減に対するせめぎ合いを、保険者および施術者側代表としているのみです。
国民から徴収した保険料を用いるのですから、保険を使うだけの価値、サービスの質の担保が一番重要です。
それが話し合いで抜け落ちている時点で、こうした話し合いは無駄であり、意味をなさないと考えます。
しかしながら、
我々ダヴィンチも、医療保険サービスを行っており、厚労省や保険者の取り決めには従わなくてはなりません。
ですから、
現状の法の下で、
可能な限り、マッサージ師にとって、患者様にとって有用な形、働き方を提案するしかありません。
10月1日の改定以降、
私は一人の経営者として、考えに考え、どうしたら皆が幸せになるのか?
誰も損をせず、全てが上手くいくのか?をずっと考えてきました。
そして、一つの結論を出しました。
それが、来年行う予定である、訪問マッサージの新しい働き方、
「機能訓練マッサージ制度」です。
施設への訪問に際して、当院から専属のスタッフを派遣し、終日、同一施設内にて訪問施術を行うといったものです。
そして、リハビリ+マッサージの提供を行い、あらゆるニーズに対応しうるマッサージ師を養成する、
施設内にて、一人のマッサージ師で全てを自己完結できるサービス体系を作る、
これが最新の訪問マッサージの在り方、未来の形であると考えました。
実際に、それを踏まえた臨床での検証も2か月半行い、実績も出すことができました。
今年のアクティブ福祉in町田では、それをテーマとして発表しました。
ダヴィンチの手では、来年からは、
在宅部門(40分の個人宅への訪問)、施設部門(30分の高齢者施設への訪問)と2つに大別し、
それぞれの特性を考慮しながら、同じ訪問マッサージサービスの中で、進化していく、
より高い結果を残し、医療サービスとしての価値を示す、ということにチャレンジしていきます。
そのために、まずはそうしたことに挑戦したいと思うマッサージ師を多く募集すること、
一人でも多くの仲間を集め、皆でこの課題に挑むこと、
仲間のマッサージ師の総意を持って、このサービス体系を完成させる、
訪問マッサージの社会的地位を築き上げること、これが目標となります。
働いて下さるマッサージ師の先生方の収入においても最大限配慮し、
先生方の家族を含め、みんなが幸せになるよう、全力で臨みます。
そのために、多くの仲間の協力が必要です。
ですから、ぜひ、このダヴィンチに力を貸してください。
そして、マッサージ師の先生方は、当院にお出で下さい。
ここには、訪問マッサージの未来、マッサージ師の希望があります。
来年からが本当の勝負です。
引き続き、当院へのご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
町田市、多摩エリアの訪問マッサージ
ダヴィンチの手 代表 神田裕幸
今年最後のミーティングにて、スタッフ全員に来年について語りました。
その様子を動画にまとめてあります。ぜひ、ご覧ください。