マッサージの刺激量(強い、弱い)について考える-院内ブログ

マッサージの刺激量(強い、弱い)について考える


お世話になります。

訪問マッサージ、『ダヴィンチの手』院長の神田裕幸です。

今回のブログとして、先日、院内ミーティングで皆に周知した内容についてをテーマといたします。

具体的には、『マッサージの強さ(強弱)、施術の刺激量』について語りました。

訪問マッサージでは、当然、患者様にマッサージを提供するのですが、その際、患者様に合わせた刺激量が求められます。

よくあることに、患者様から「もう少し強くしてほしい」「ここを押して欲しい」「弱めでお願いします」などをお願いされます。

これに対して、大抵のマッサージ師は、「分かりました、もう少し〇〇しますね。」「そこもやりますね。」などと答えてしまいます。

ただ、これは本当に正しいことなのでしょうか?

強い、弱い、という認識は、個人によって異なり、主観的な意見となります。

同じ刺激量でも、強いと感じる方、弱いと感じる方がいらっしゃいます。その際、どのようにすればよいのでしょうか?

その答えについて、私なりの見解を述べさせて頂きました。

我々、あん摩マッサージ指圧師(治療家)は、医療サービスを行うプロフェッショナルです。医療従事者です。

そのため、患者様の主観、マッサージ師の主観をベースに施術を行ってはなりません。

様々な情報を収集し、そこから評価を踏まえ、客観的な視点から施術を行わなければなりません。

特に患者様は、既に病気や疾患、症状を抱えられており、その感覚自体が正常なのか分かりません。

患者様の主観に合わせること、言われたとおりに施術を提供することは、状況によっては非常に危険なのです。

例えば、10年以上治っていない、と言っている患者様に合わせ、指示された施術内容を提供するのは危険です。

もし、指示された内容があっているならば、10年間治っていないということが不自然なのです。

そうしたことを常に考え、冷静な考えを持ち、客観的なデータを主体として施術提供することが望まれます。

そんな話をミーティング(オンライン)では語ってみました。

動画にしてありますので、よろしければ、ご覧ください。

当院のコンセプト、考え方もご理解して頂ける内容になっているのではないか、と思います。

今後も、引き続き、よろしくお願いいたします。

町田市・多摩市・稲城市・多摩エリアの訪問マッサージ 

ダヴィンチの手 理学療法士・あん摩マッサージ指圧師 神田裕幸