企業説明会参加のご報告
お世話になります。
ダヴィンチの手、院長の神田裕幸です。
今週2月26日、東京衛生学園専門学校にて学生向け説明会へ参加しました。
初めての学校でしたが、卒業生が3名、当院に入職しております。
また、姉妹校である神奈川衛生学園専門学校には、7名の卒業生が在籍しており、
その縁もあって、この度、企業説明会へ参加させて頂きました。
2月22日にあん摩マッサージ指圧師の国家試験が終わったこともあり、
すでに多くの学生さんは就職先が決まり、今回の参加者は20名ほどでした。
参加企業が24名なので、かなり厳しい状況でした。
何とか1名の学生さんとお話しできましたが、3人で準備していったのに、非常に残念です。
やはり、我々には独自のやり方、マッサージ師の募集の仕方を検討するべきだな、と痛感しました。
訪問マッサージには、フランチャイズ、大手の業者がおり、ダヴィンチのように小規模な法人(治療院)は、無名ですし、難しいですね。
実際の職務内容、待遇については絶対の自信がありますが、知ってもらわないと何にもなりません。
そうした課題が、改めて浮き彫りになった説明会参加でした。
今回、学生さんとお話しし、他のあん摩マッサージ指圧師の先生とも共通する、問題点があったので、それだけご紹介します。
30分ほど、学生さんとお話ししましたが、気になることとして、
自分にとってのメリットは何か、何を提供してくれるのか?ということを終始、聞いていました。
他の参加企業でのお話も耳を傾けていましたが、概ねそんな形で話が進んでいました。
企業側がアピール → 学生側が判断し、良い就職先を決める
という流れですが、本来は違うのでは?という感じがいたしました。
就職活動というのは、学生側が企業にアピールするものであり、会社や事業所に入職し、自分は何ができるのか、企業にとってどのような利益をもたらすのか、
つまりは、企業へのメリットを話すべき場だと思います。
確かに、人財不足であり、働いてくれるマッサージ師の先生が少ない、当院でもスタッフ不足であり、依頼も受けきれなくなっている実情があります。
新卒の方でも、ぜひ来てもらいたい、と当院の良さをアピールするのですが、終始、学生側が主導権を握り、働く職場を吟味するのは、違和感があります。
そうした意識が固定化すると、結局、自分が損することになるからです。
自分の未来は、会社や企業が用意してくれるものではありません。自分で考え、行動し、掴み取るものです。
そのためには、綿密な計算、将来の設計が重要になります。私の場合でもそうでした。
場当たり的な行動では、決して上手くいきません。
30年後の最終ゴールを予め設定したうえで、逆算して20年後、10年後、5年後、1年後というように、その時にすべきこと、課題を設定します。
その課題を一つずつクリアする、できれば想定よりも早くクリアすることで、成功に近づくことができます。
何を成功とみなすか、によっても変わってくると思いますが、この考え方は共通だと思います。
時間は無限ではありません。まして、社会人経験者が専門校に入った場合は、現役世代に比べて、年齢的なハンデがあります。
その分を埋めるため、努力しなければなりません。
私も32歳でPT、36歳であん摩マッサージ指圧師を取得しましたが、同期には21歳もいます。
PTで言えば、11歳の差、マッサージ師に至っては、15歳の差があります。
彼らと比較し、それだけ時間が無いのです。PTを取得した時には、いかにこの10年を埋めるか、それを必死で考えました。
その結論として、常勤での勤務をやめ、病院での勤務もやめ、整形外科クリニックで非常勤(リハビリスタッフ)として働き、年内に訪問看護ステーションの非常勤(訪問リハビリ)に移りました。
翌年には、マッサージ養成校に入り、午前中は学生、午後は訪問リハビリ、という生活を3年送りました。
それもあって、マッサージ師取得後は、直ちに訪問マッサージ(ダヴィンチ治療院)を開所できたわけです。
それが良いこと、正しいとは言いませんが、そうしたビジョン、見通しを持たないと、環境(職場・社会情勢)に振り回され、
上手くいかないことを、そのせいにする(社会が悪い、会社が悪い)、といった流れに繋がります。
自分の未来設計の上で、何が必要なのか、何を学ぶべきなのか、そしてそれは企業や治療院で教わることではなく、自らが努力して学ぶこと、ということです。
これがあん摩マッサージ指圧師としての台頭、開業権の活かし方ではないかと考えます。
機会があれば、動画などでこうした細かなプラン設計などについて、お話しできたらと思います。
とりあえず、学生の皆様、国家試験お疲れさまでした。
ぜひ、目標を持って頑張ってください。そしてマッサージ師の存在意義、社会的な地位が向上できるよう邁進しましょう。
それが、全員が幸せになれる、誰も損しない、WINWINに繋がると思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。
町田市・多摩市・稲城市・多摩エリアの訪問マッサージ
ダヴィンチの手
理学療法士・あん摩マッサージ指圧師 神田裕幸
↑懐かしい治療用ベッド。
私のPT学生時代、学校で使っていたのと同じです。
凄く重く、使い勝手が悪いのですが、やたら高い(1台8万だか10万だとか)ですよね。