採用コラム

在宅におけるポジショニング・クッションの活用


お世話になっております。町田市訪問マッサージ「ダヴィンチの手」訪問スタッフ(あん摩マッサージ指圧師)の岩井将人と申します。

今回は、訪問マッサージの現場でとても重要になる「ポジショニングクッションの種類と役割」について、

求人をご覧になっている方にも分かりやすい形でお話ししたいと思います。

訪問施術では、施術技術だけでなく「身体をどのような姿勢で支えるか」という視点が非常に大切になります。

当院の施術では、筋肉を緩めるマッサージや関節運動だけでなく、施術後の姿勢管理としてポジショニングを重視しています。

適切なポジショニングを行うことで、身体の負担を減らし、利用者様が安心して休める姿勢を作ることができるからです。

■ ポジショニングとは何か

ポジショニングとは、ベッド上や車椅子などで身体の位置や姿勢を整え、身体への負担を減らすためのケアのことを指します。

在宅療養をされている高齢者の方の中には、長時間ベッド上で過ごされる方も多くいらっしゃいます。

そのような場合、同じ姿勢が続くことで身体の一部に圧力が集中し、褥瘡(床ずれ)が発生するリスクが高まります。

また、姿勢が崩れた状態が続くと、筋肉や関節に余計な負担がかかり、痛みや関節拘縮につながることもあります。

そのため、身体を安定した姿勢で支えるために使用するのが「ポジショニングクッション」です。

訪問マッサージの現場では、施術だけでなく、その後の姿勢管理としてポジショニングがとても重要な役割を持っています。

■ ポジショニングクッションの主な役割

ポジショニングクッションには、主に次のような役割があります。

圧力を分散する
身体の一部分に体重が集中するのを防ぎ、皮膚や筋肉への負担を軽減します。これは褥瘡予防の観点からも非常に重要です。

姿勢を安定させる
身体が横に傾いたり、ねじれたりするのを防ぎ、安定した姿勢を保つことができます。

関節を保護する
膝関節や足関節、肩関節などに過度な負担がかからないように支えることで、関節の保護につながります。

筋肉の緊張を緩和する
姿勢が整うことで、身体のバランスが改善し、筋肉の過度な緊張が軽減する場合があります。

呼吸や睡眠の質を整える
姿勢が安定すると胸郭の動きが改善し、呼吸がしやすくなることがあります。

また、身体が安定することで安心して休むことができ、睡眠の質の向上につながることもあります。

■ 訪問施術でよく使用するクッションの種類

訪問マッサージの現場では、状況に応じてさまざまなクッションを組み合わせて使用します。

【三角クッション】

三角クッションは、在宅介護の現場で最もよく使用されるクッションの一つです。

背中や腰の横に入れることで身体が傾くのを防ぎ、安定した姿勢を保つことができます。特に仰臥位や横臥位での姿勢保持に役立ちます。

また、脚の間に入れることで股関節のねじれを防ぐ効果もあります。

【円柱クッション(ロールクッション)】

筒状の形をしたクッションで、膝下や足首の下に入れて使用することが多いです。

膝の下に入れることで腰部の反りを軽減し、腰への負担を減らすことができます。また、踵がベッドに直接当たらないようにすることで、踵部の圧迫を軽減する役割もあります。

【小型クッション】

腕の下や肩の下など、細かい部位の支持に使用するクッションです。

片麻痺のある方の場合、腕の重みで肩関節に負担がかかることがあります。そのような場合に腕の下にクッションを入れることで、肩関節への負担を軽減することができます。

【エアクッション】

空気を利用して圧力を分散するタイプのクッションです。

褥瘡のリスクが高い方や長時間ベッドで過ごされる方に使用されることが多く、体圧分散性能が高いのが特徴です。

■ 実際の訪問施術でのポジショニング

当院の訪問施術では、施術後にポジショニングを行うことも多くあります。

例えば仰臥位の場合

・背中の横に三角クッションを入れて体幹を安定させる
・膝の下にクッションを入れて腰の負担を軽減する
・足首の下にタオルロールを入れて踵の圧迫を防ぐ
・腕の下にクッションを入れて肩関節の負担を減らす

このように複数のクッションを組み合わせることで、身体を安定させながら圧力を分散することができます。

ポジショニングは「教科書通りの形」にこだわることよりも、その方が楽に過ごせる姿勢を作ることが大切です。

利用者様の体格や筋緊張、既往歴などを考慮しながら調整していくことが重要になります。

1773391256439.png

■ 身体を支える姿勢の大切さ

プロ野球選手やアスリートは、パフォーマンスを発揮するために姿勢や身体の使い方をとても大切にしています。

例えば投球フォームや打撃フォームでは、体幹の安定や身体のバランスが重要になります。

これは日常生活でも同じことが言えます。

高齢者の方や在宅療養中の方にとっても、「身体をどのような姿勢で支えるか」は非常に重要な要素です。

適切なポジショニングによって身体のバランスが整うと、筋肉の緊張が軽減し、痛みの軽減や呼吸の安定につながることがあります。

その結果、睡眠の質が向上したり、日中の活動がしやすくなることもあります。

■ ダヴィンチの手の訪問施術

ダヴィンチの手では、マッサージ技術だけでなく、こうしたポジショニングや身体の使い方なども大切にしながら施術を行っています。

訪問施術の魅力は、利用者様の生活環境の中で身体の状態を見ながら施術ができることです。

ベッドの高さやクッションの位置、普段の寝方などを確認しながら、その方にとって負担の少ない姿勢を一緒に考えていきます。

施術者としての技術だけでなく、「生活を支える視点」を持つことが訪問施術の大きなやりがいの一つでもあります。

■ 求人をご覧になっている方へ

訪問マッサージの仕事は、単にマッサージを行うだけではありません。

利用者様の生活の中に入り、その方の身体や生活環境に合わせてケアを考えていく、とても奥の深い仕事です。

ポジショニング一つでも、身体の状態が大きく変わることがあります。

そうした変化を利用者様やご家族と一緒に感じながら仕事ができることが、この仕事の大きな魅力です。

もし訪問マッサージの仕事に興味がありましたら、ぜひ一度ダヴィンチの手の求人もご覧いただければと思います。

一緒に地域の在宅医療を支えていける仲間をお待ちしております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

町田市訪問マッサージ
ダヴィンチの手
訪問スタッフ
岩井 将人


  • 投稿日: