ダヴィンチの感染対策と活動について
お世話になっております。
訪問マッサージ、ダヴィンチ治療院代表の神田です。
当院では、4月8日から2週間の訪問中止を決定しており、すでに1週間以上が経過しています。
8日以降、東京都では感染が大幅に拡大しており、先を見越しての「活動中止の判断」は正しかったと考えています。
訪問マッサージは、東京都の休業要請施設の対象外となっており、医療施設(鍼灸・マッサージ)に区分されます。社会生活を維持するうえで必要な施設との判断です。
適切な感染防止対策を講じれば、活動を制限する必要はなかったのですが、
訪問先が疾病等を抱える高齢者であることを考慮し、万が一にも感染が生じるリスクを踏まえて、自粛を図った形となります。
活動を中止して10日近くが経ちますが、訪問スタッフ全員に毎日の健康チェックシートの記入をお願いしており、
現状、スタッフの家族も含めて、何も問題は上がってきていません。
まずは、我々自身に訪問が可能な状態なのか、しっかりと把握する必要があると思います。
このまま、患者数の大幅な増加などがなく、少しずつ減少に向かえばいいと切望しています。
今のところは、4月22日(水)より、活動再開とし、訪問マッサージを行う予定です。
さて、
当院では元々、1年を通してマスクの着用、消毒液の使用などを行っており、医療の消耗品にも備蓄がありました。
多くのマスコミやニュース番組から、病院などの医療機関にて物資が不足しているとの報道がなされており、
当院においても、感染対策用に取ってあった医療用ガウン、使い捨てゴム手袋、消毒綿などを感染対応に当たる病院へ寄贈いたしました。
最前線の医療現場では、使い捨てのガウンが足らず、アルコール消毒をして再利用する、といったことを行っているようです。
今回、医療用ガウン170枚、使い捨て手袋300枚、アルコール消毒綿400個を横浜市の佐藤病院へと送らせて頂きました。
先週の日曜日に、TBSのサンデーモーニング(張さんの出ている番組)で特集されていた病院が佐藤病院でした。
病院の事務長に電話をしたところ、「大変助かります。」とのことで、電話越しにその緊迫感が伝わってきました。大変な環境下できっと働かれているのだと思います。
医療現場での患者受け入れは限界にきており、医療崩壊を何とか防がなくてはいけません。
そうした中、我々ができる一番のことは、一人でも感染者を作らない、作らない努力をすることです。
ですから、訪問マッサージという医療サービスにおいても、やっぱり、活動制限を設けることが必要だと考えます。
来週から訪問再開予定ですが、もちろん、状況を見極めて再開の延期、再度、活動を中止するなどの対応を取るべきと考えています。
感染に対するリスク、訪問を休むことで患者様の状態が悪化してしまうこと、その双方を天秤にかけないといけませんが、
できる限り、理にかなった判断が冷静に行えるように、引き続き努めて参ります。
町田市の訪問マッサージ『ダヴィンチ治療院』
代表・理学療法士 神田 裕幸
病院に寄贈した物資。 昨年、疥癬対策でエプロンを大量に買っておいて、それが役に立ちました。
時間が無いにもかかわらず、ご丁寧に、お手紙を頂戴しました。文章を読んで、我々も気合が入りました。
でも、あくまで冷静に状況を見極めながら、対応していくつもりです。