高齢者に多い骨折とは?( 圧迫骨折について)-院内ブログ

高齢者に多い骨折とは?( 圧迫骨折について)


こんにちは。町田市を中心に訪問リハビリマッサージを行っています。ダヴィンチ治療院の岩滿(イワミツ)と申します。

昨日の梅雨の晴れ間。
窓という窓を開け、家を乾かしました。
ちょうど良い気温と湿度で気持ちが良かったですね。
きっと、雨の中の晴れ間だから、なおさらの気持ちよさが感じられるんでしょうね。
「人間は幸せを感じるために多少の苦労も必要。」といったところでしょうか。(突然の哲学者の登場)

さて、先日のブログ

https://ptdavinci.jp/houmon/archives/2020/06/post54.html

でもお話した高齢者に起こりやすい骨折の中でも、遭遇頻度の高い【椎体圧迫骨折】について、今日は書こうと思いましたが、院長も以前書かれていたんですね。
どうしよう。(ケンカ売ってると思われたらやだな)

一つの事象を違う視点から見ることで新たな発見があるかもしれませんし、このまま書きます。(ポジティブ野郎)
くれぐれも過去に遡ってブログを比較することは控えてください。
院長のブログは熱量が桁違いです!

さて、本題に入ります。

椎体の圧迫骨折ですが、簡単に言うと、
『背骨が潰れちゃう』ってことなんです。

例えば、「尻もちついた。」でも起こりますし、
「クシャミした。」でも起こることがあるんです。

もちろん骨折なので、背骨自体に強い痛みが出る場合があります。(ほとんど気付かない場合もあるみたい。でも痛みが無ければ、とりあえず問題ないのかな。なんて思ってしまいます)

難しいことは、元々腰が痛い人って多いじゃないですか?
筋肉などが原因の腰痛なのか、骨折から生じる腰痛なのかの見分け方が分からないところなのです。

さて、ここで!
ワンポイントアドバイス!

おおまかに見分ける方法として
『慢性的な腰痛の場合と比べて、骨折由来の腰の痛みの箇所は明確である。』

これで少し判断しやすくなります。

骨折では、痛みの出方に特徴があるんです。
骨折の痛みは骨膜という骨の表面にある膜から発生しています。
骨自体が痛いというわけではないんです。

つまり、その傷ついた骨膜を何かしらの形で動揺させることで、骨折の痛みを再現できるわけです。

・傷んだ骨膜を直接触る(めちゃ痛い)
・骨を揺らしてみる(めちゃ痛い)
・離れたところから振動を与える(めちゃ痛い)

こんな形で動揺を加えた時に、
痛みの出る部分が同じであった場合、その部分の骨折が疑われます。
これをマルゲーニュ骨折痛といいます。

これを圧迫骨折に当てはめると、
・上から順番に背骨を触っていって、痛みの強く出る箇所を確認する。(一ヶ所とは限らないぞ!)
・立ったり座ったりする動きでどこに痛みが出るのか確認する(痛すぎて動けない人には優しくしてくれよな!)
・痛みから離れた背骨部分をトントンと叩いて患部に振動をくわえてみる(あんまり強くやると倍返しされるから気をつけてね!)

こんな感じで痛みが同じ箇所で出るようであれば骨折の可能性があるかもなぁ。と思ってみてください。
あくまでも可能性なので、しっかり確認したい方は整形外科への受診をお勧めします。

普段からみている利用者さんであれば、いつもと比べて変だな?なんて思うので、より判断はつきやすいと思います。

さて、この圧迫骨折ですが先程もお伝えした通り、尻もちをつくことで発生することが多いんです。
つまりは転倒。バランスを崩すことが大きな原因になってきます。

『高齢者のバランス感覚の低下。』
これなんで起こるか分かります?

この原因とそれに対するアプローチ『訪問リハビリマッサージ』を行うことでバランス感覚の低下を防ぐことができますよー。

バランス感覚の低下とは、
【足の裏が鈍感になる。】ことです。(私見です。僕よりも大学の教授など権威のある方の言うことを優先してください。)

まず、我々人間は二足歩行で生活をするようになりました。
それに伴って両手が使えるようになったわけですね。ええ。(おかげさまで蚊を叩けます)

はい。ここで問題です。
地面(床)に接しているのは身体のどこの部分でしょうか?

はい!正答率100%の問題でした。
正解は足の裏です。

動物(人間も動物)というのは、感覚入力があるからこそ、運動出力を起こせるんです。
簡単に言えば、
まぶしいから目をつぶる。
熱いから手をひく。
痒いからかく。(蚊に刺されたなう)

目をつぶるとか、手をひくとか、運動が起こるまえには、必ず、「眩しい、熱い」などの感覚があるんです。(今は痒いです。私)

立つことを考えてみます。
二本足の裏が地面に接しているから脚を伸ばせるんです。
足の裏が体重と地面を感じているんですね。

筋肉だけを鍛えても感覚が無ければ意味ないんです。(のれんに腕押し)
なんの役にも立ちません。(うどの大木)

足の裏の感覚低下にはさまざまな理由があります。
例えば、
足のむくみ!底の厚い靴!足趾の変形!姿勢不良!などなど。

ここを解消することが、足の裏の感覚改善に役立つのです。(すでに変形したものは変えられませんが)

感覚低下の原因を取り除いた上で、立ち上がり動作、立位での運動などのリハビリを組み合わせることで、転倒予防、骨折予防に繋がります。

それができるのが
【ダヴィンチ治療院の訪問リハビリマッサージ】です!

決まりました。ありがとうございます。

さて、本日は『蚊に刺されたら、熱い蒸しタオルであっためるとかゆみがなくなるよー。』というお話でした(違う)

最後までお読みいただきありがとうございました!

町田市の訪問マッサージ ダヴィンチ治療院 
柔道整復師・鍼灸マッサージ師 岩滿 一樹

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今後も骨折などのお話しを、ブログを通じて分かりやすく説明させて頂きます。

(柔道整復師の得意分野です。気合入れていきます!)