ヘルパー研修会の講師について
お世話になります。ダヴィンチ治療院、院長の神田です。
先週の金曜日、講師として呼ばれ、夕方から介護ヘルパーさん達に向けた研修会を行いました。
内容については、先方からの依頼により、
①浮腫について、②麻痺と拘縮について、③老年変化と能力低下、④介護者の腰痛防止と体操、でした。
その他、介護職の方々にも、ぜひ運動学を使った介助法を知って欲しいと思い、
追加で、
⑤介助法の考え方(支持基底面と重心、筋の作用から学ぶ)について説明させて頂きました。
アシスタントとして、当院の那覇先生、米澤先生に手伝ってもらいましたが、
『皆さんが一番関心を示していたのは最後の介助法でしたよ。』と言われて、本当に良かったと思います。
新型コロナウィルスの感染拡大が起こり、第3波が到来と言われる中で、
初めてマスクとフェイスシールド着用で講義しましたが、訪問で慣れているため、さほど違和感なく行えました。
いつもはスタッフとの研修会では、話の脱線ばかりしていますが、今回はそれも無かったようです。
『脱線が無くてスムーズでしたよ。』とも教えてくれました。
次回、来年3月にも『廃用症候群による関節拘縮について』というテーマで依頼を頂いておりますので、また頑張りたいと思います。
今回の研修で一つ思ったことは、在宅での介護職、ヘルパーの方々は、本当に高齢の方が多い、ということです。
おそらく、60代、70代の方が半数以上を占めていたと思います。
介護職の人手不足の実情を見た、という気持ちもありますが、
だからこそ、運動学などの知識をお教えして、楽に介護ができる方法が自己選択できるようにする、介護者の負担を減らす、ということが重要と感じました。
他の事業所などでも、講義や研修依頼があれば快く引き受け、
地域貢献のために、少しでもお役に立てるよう取り組みたいと思います。
今回の研修会は、町田市の成瀬にある事業所からの依頼でした。こうした機会が頂けるのは光栄です。