第2回ヘルパー向け研修会の講師を終えて
お世話になっております。ダヴィンチ治療院、院長の神田です。
先日、4月6日の夕方から、町田市の居宅介護支援事業所からの依頼で、ヘルパーさん向け研修を実施しました。
今回が2回目であり、昨年の11月以降の開催となります。
今回も前回と同様に、事業所の方から予め指定されたテーマに基づき、説明をさせて頂きました。
研修テーマは以下の通りでした。
1.廃用性の拘縮について
2.坐骨神経痛の症状に合わせた運動について
3.半身麻痺(片麻痺)の歩行介助・方法について
4.嚥下困難な方の食事前の嚥下体操について
毎回難しいのは、ヘルパーさん達が疑問に思っていることへの解説なのですが、医療用語を用いて順序立てて説明することとなります。
例えば、最初のテーマである廃用性拘縮という名前は、医療上は存在しません。
拘縮は主に5種類あり、皮膚性拘縮、結合組織性拘縮、関節性拘縮、筋性拘縮、神経性拘縮からなります。
廃用性の拘縮に当てはまるのは、このうち筋性拘縮と神経性拘縮が主だと思われるため、これについて説明するのですが、
その前に、廃用症候群と関節拘縮についての定義や概要について説明しないと、廃用・拘縮という意味自体があいまいになってしまいます。
そんなことを考えながら、上記の4テーマについてパワーポイントで資料を作成し、説明させて頂きました。
中には、嚥下など専門外のこともありましたが、その辺については今までの経験を元に、マッサージ師や理学療法士としての観点から説明させて頂きました。
前回はペース配分がバッチリで、ちょうど時間通りに終わりましたが、今回は最初に時間をかけてしまい、
1番目のテーマである廃用性の拘縮が終わった時点で、半分近くの時間を要していたので、かなり後半は駆け足になってしまいました。
これは、次回以降への大きな反省です。
元々、見かけによらず私は話好きで、脱線が多いため、そうした癖も意識しないといけませんね。
でも、皆さんある程度満足して頂けたようなので、安心しました。
今回は、当初3月30日に予定していた研修でしたが、新型コロナウィルスの関連から、3月中は市民センターの夜間利用が行えず、こうして1週間伸びてしまいました。
また、町田市内の各センターにおいては、ワクチンの接種会場となっており、その準備や会場設定から、利用できる部屋などにも制限が生じています。
普通に生活していると、あまり実感はないのですが、こうして着実にワクチン接種の準備も進んでいるようです。
残念ながら、私達の実施している訪問マッサージ(あん摩マッサージ指圧師)においては、医療従事者にはカウントされておらず、一般市民扱いでのワクチン接種となります。
マッサージ協会などに、医療従事者として早くワクチンを接種させてもらえるようお願いもしましたが、結果としてはダメでした。
悔しい気持ちもありますが、ワクチンを接種しても感染しないわけではないので、今まで通りに活動範囲や行動を制限しながら、訪問を頑張るのみですね。
今回の研修に向けて準備も結構時間がかかりましたが、結果的には私も色々勉強させて頂きました。
また、ご依頼があれば、分かりやすく研修をさせて頂きたいと考えております。
町田市の訪問マッサージ ダヴィンチ治療院
理学療法士・あん摩マッサージ指圧師 神田裕幸
サージカルマスク+フェイスシールド着用での講義説明です。
さすがにこのスタイルで1年以上訪問していますし、慣れましたね。
デモンストレーションも行いました。嚥下体操は一般的な概略を説明した後、
私のオリジナルメニューをご紹介しました。ベースはオステオパシーです。