患者様とスタッフとの『信頼関係の構築』『ラポール形成』について-院内ブログ

患者様とスタッフとの『信頼関係の構築』『ラポール形成』について


お世話になります。

ダヴィンチ治療院 院長の神田裕幸 です。

今日は、信頼関係の構築、ラポール形成についてお話をしたいと考えております。

上記の二語ですが、一般的にはほぼ同義語となります。

信頼関係と言えば、すぐにイメージがつきやすいですが、

ラポール形成については、医療などの分野でよく使われる用語なので、馴染みが無い方もいるでしょう。

それぞれの意味を見ると

まず、信頼関係については、

信頼=信じて頼ること

信頼関係=お互いに信じ、頼り合える間柄のこと
であり、夫婦や恋人、友達や職場など、広い関係性の中で用いられる言葉です。

次に、ラポール形成については、

「ラポール」はフランス語で「架け橋」を意味します。

ラポール形成とは、元々は心理学の用語でカウンセラーとクライエント(相談者)の間で築かれた心の状態を言います。

本来のラポール形成の意味は、

意識をしなくても相手とふと心が通じ合ってしまう状態のことを言い、

「精神感応」とも訳されています。

つまり、信頼関係は約束を守るなどの意識的に行動して築くものですが、

ラポールは行動を伴わずに自然発生的に形成されるものです。

また、一方通行ではなく、双方向に形成されているものとなります。

当院で行っている訪問マッサージについては、

患者様のお住まいへ伺って行う医療サービスですから、

当然、信頼関係の構築、ラポールの形成、ともに重要となります。

患者様から見れば、自分の家に他人を入れる、体調が悪い自分に触れる、治療を行う、

というサービス内容ですから、相手への信頼や心の通じ合いは、むしろ必須と言えます。

加えて、治療の良し悪しを決める大きな要素としても、ラポールは重要と言えます。

それは、

治療の大切な要素として、同調(調和)があり、これにより触れる手が癒しを及ぼす、

つまりは、『手当て』となるわけです。

これにより、患者様の心身が癒され、回復へと状態が向かいやすくなります。

結論を言えば、お互いにストレスなく通じ合っている状態の維持が、治療には必要なのです。

では、ラポール形成のために、実際にどのようなことをすれば良いかということですが、

先ほど述べたように、信頼関係のように意識した行動ではない、

ラポール=意識をしない心の通じ合い(精神感応)ということですから、

実践するのは非常に難しいですよね。

私の考えとしては、

医療のプロ(医療従事者)として、

まずは、行動することで信頼関係の構築を目指す、ことを意識してやるべきと思います。

信頼関係の構築のため、実践できる要素を羅列すると、

①コミュニケーションを図る、②話をきちんと聞く、③思いやりを持つ

④嘘をつかない、⑤悪口を言わない、⑥分け隔てない態度で接する、

⑦見栄を張らない、⑧時間を守る、⑨笑顔で接する、

⑩相手への関心を持つ、⑪相手の気持ちや感情への配慮する、

などが挙げられます。

上記はインターネット上のものを調べて抜粋したものですが、その通りだと思います。

まずは、これらを訪問や施術時に意識化してやってみるのがいいと思います。

そのうえで、ラポール形成を目指すわけですが、

行動をする、続けることで自分の内面性にも少なからず変化が出てきます、

ですから、ラポール形成を目指すというよりは、気付けばそうなっていた、という方が自然なのでしょう。

私も、よりよい治療の提供のため、患者様とのラポールを大切にしていますが、

実際には、何とか良くなって欲しい、幸せになって欲しい、という強い情熱を持って臨んでいるだけです。

それ以外には、何もありません。

私の業務は、体験訪問やスタッフとの同行訪問が主となっていますので、

ほぼ、全ての患者様と初対面、医療的な情報もほとんどないまま伺いすることも多々あります。

そこで患者様へお伝えすべきこととして、

当然、訪問マッサージの制度的なこと、役割や意義、具体的な施術の内容などがありますが、

最もお伝えしたいことは、当院の信念・理念であり、患者様に対する情熱と思いやりの心です。

それを分かって頂けるように、体験訪問ながら、

一生懸命に施術し、評価をし、丁寧に身体状況についてご説明させて頂いております。

今までの結果からみれば、それで多くの患者様と通じ合うことができ、

一つの医療サービスとしての信頼を得ることもできております。

結論を言ってしまえば、

『誠意をもち、相手を尊重し、お一人お一人、真摯に向き合い、一生懸命に施術する』

ということでしょうか。

当院の訪問マッサージにおいて、これを具体的に実践していくとなれば、

『患者様の個性(人生観)を大切にしながら、客観的な身体評価を行い、可能な限り改善が得られるよう施術に努める』

ということだと思います。

更に一つ加えるならば、

施術自体が施術者の独りよがりになることなく、その意図をしっかり患者様に伝える、ご理解を頂いた上で共に歩むということです。

最後となりますが、

ラポールは双方向性と言っていましたように、

例え、当方が強い信念や情熱を持って臨んだとしても、100%である全ての方から信頼は獲得できません。

中には上手くいかないケースもあり、患者様から意義や価値を認めて頂けないこともあると思います。

在宅サービスという観点から、ご家族や施設など、周りのあらゆる環境面において、影響を受けざるを得ず、

そのために上手くいかない、運も悪く良い結果へと繋がらなかった、といったことも多々あるでしょう。

当院でも過去にそうした訪問例、患者様も複数いらっしゃったのも事実です。

ただ、

だからこそ、当方(ダヴィンチ)としては、より強い働きかけが必要なのだと考えます。

相手がどう受け取り、返すかは、あくまで相手次第であって、当方の行動を抑制するものではありません。

そのリアクションに動揺してしまい、または警戒することで、自分の考えや行動を変えてはいけません。

治療家としての基本姿勢、信念、生き方を変えてしまってはなりません。

自分の軸を定め、ただひたすら真っすぐに、人のためと思って施術をする、それが当院のスタイル。

ダヴィンチ治療院の訪問マッサージでの意義であり、価値であると考えています。

以上、今回のテーマである信頼関係・ラポールについて持論を述べさせていただきました。

新型コロナウィルスの蔓延などから、少なからず心と体を疲弊し、気持ちに余裕のない方が増えています。

患者様においてもそれは同様であり、2年前に比べて、依頼内容の変化、心身の状況の違いなどを感じます。

そうした環境下にあって、我々、医療を提供する(命を守る)者の軸がブレるということはあってはなりません。

患者様達の心と体の拠り所となり、支えるべき軸となるべく、堂々と進んでいくことが重要です。

そうしたことが実践できる治療院を目指し、私も院長として、管理者として、

今後も責務を果たしていきたいと考えております。

引き続き、どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

町田市の訪問マッサージ ダヴィンチ治療院

理学療法士・あんまマッサージ指圧師 神田 裕幸

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手と手で触れあう、手当てが訪問マッサージの仕事です。

マッサージや指圧のスキルも大切ですが、触れる、という意味合いが最も大切です。