介護支援専門員(ケアマネジャー)実務研修を終えて
お世話になっております。
ダヴィンチ治療院、院長の神田です。
今年の1月17日から、介護支援専門員実務研修がスタートしましたが、
ようやく、全ての過程を3月7日に終え、終了証明書を頂きました。
必要な登録費用も払い込みましたので、
これで、4月1日付で東京都の介護支援専門員として登録されます。
実務研修は慣れるまで大変でしたが、オンラインでの研修ということもあり、
繰り返し動画をみる、課題を積み重ねていくうちに、コツが分かりました。
理学療法士の学生時代もそうでしたが、専門用語の意味が分かると早いですね。
医療職にはその専門用語、介護支援専門員にはその専門用語があります。
それぞれの意味が分かってしまえば、比較的スムーズに物事が進みます。
ただ、今回の研修で苦労したこととして、
リハビリ職とケアマネジャーとで同じ用語を使っていても、意味合いが違う、
ということが何度かあり、これを理解・区別するまでに時間を要しました。
例えば、「アセスメント」「目標設定 長期目標・短期目標」などの用語は、理学療法士としては良く使いますが、
介護支援専門員が居宅ケアプラン作成においても使ており、意味合いが多少異なっています。
これから、2つの職種が連携していくと想定すると、使い分けや意味の擦り合わせが必要になると思います。
逆に言えば、これが推進している地域包括ケアシステムを機能させるうえで、大きな支障になる可能性もあります。
今の段階から、
どのような支障が発生しているのか、また発生する可能性があるのか、を調べ、
対策法についても、考えておきたいと思います。
おそらく、こうした用語の整理が近く、多職種間で求められてくると思います。
医療の観点が強くなり、中心として動くと想定すると、おそらく、
介護支援専門員の方が、徐々に医療用語を用いるようになり、
用語の意味も、医療職の使い方に寄せていくのではないかと思います。
最近のダヴィンチ治療院への依頼内容をみる限り、
患者様の病態は複雑化しており、問題が複数見られる印象があります。
マッサージのみで改善するといったケースはほとんどなく、
マッサージ+リハビリ、さらにオステオパシー手技等を屈指して改善に努めるといった内容ばかりです。
そうした上で、単一的な考えでは対応が不十分となり、
求められるニーズに対して、十分な結果を出して応えることができません。
介護支援専門員としても、医療知識や技能が高く求められる時代になって来ていると思います。
実務研修でも、重度の内部障害の方のケースがグループワークであげられ、他の実習生も苦労していました。
医療職出身の介護支援専門員が、まずは力を発揮することで、その突破口になれたらと思います。
私も4月以降は、積極的に介護支援専門員の集まり、研修会などに参加し、
何らかのお役に立ちたいと考えております。
引き続き、よろしくお願いいたします。
町田市の訪問マッサージ ダヴィンチ治療院
理学療法士・あんまマッサージ指圧師 神田裕幸