ダヴィンチの名称について
お世話になります。
ダヴィンチ治療院、院長の神田です。
先日もブログ等でお伝えしましたが、当院も開設して10年が過ぎ、既に11年目に入っています。
その中で、患者様によく聞かれることとして、
「なぜ、ダヴィンチなの?」「ダヴィンチとは凄い名前ね。」と名称について触れるものが多いです。
せっかくですので、
今日は、ダヴィンチ治療院の名称にした理由についてお話したいと思います。
最初にまず、ダヴィンチについてですが、これは皆様も知っての通り、
あの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチから取っています。
では、ダヴィンチがなぜ、治療院名として選ばれたかになるのですが、
レオナルド・ダ・ヴィンチは、医学においても大きく貢献しているのはご存じでしょうか?
その中では、こうした呼び名がされています。
『図解解剖と生理学的解剖の父』と。
また、中世の運動学における発展においても、非常に大きな成果を上げています。
人体構造とパフォーマンスについて研究し、具体的には、立ち上がり・歩行・跳躍に対する人体構造の研究を行っていました。
中世ヨーロッパでは、宗教的な理由から身体に関することはタブー視され、人体の解剖は重罪にもなりました。
運動に関する研究においては、実に1,000年以上の空白があったのです。
それを再開したのが、レオナルド・ダ・ヴィンチということになります。
私から言えば、『中世以降の運動学の父』と言っても過言ではないと思います。
※運動学の父は、アリストテレス(紀元前384~322)と言われています。
さて、ここで既に察しがついた方もいるとは思いますが、
この運動学こそが、リハビリテーション医学の基礎であり、最も重要な学問とも言えます。
私は、マッサージ師を取得する前は、理学療法士として働いていましたが、
理学療法や作業療法などが作られ、療法士という職域を作ったきっかけが、レオナルド・ダ・ヴィンチと言えます。
そのことに対して、敬意を表するとともに、療法士としてダヴィンチの名に恥じないことをしたい、という気持ちから、
当院の名前を『ダヴィンチ治療院』に設定しました。
最初は、「ダヴィンチ チリョウイン」で「チ」が2つ続くため、言いにくい、活舌も悪くなる、とも悩んだのですが、
やっぱり、名前のインパクトも強いし、そのぐらいの器量が無くてどうする、という気持ちで決定しました。
理学療法士の同期にその話をしたら、
「ダヴィンチ」→「ダ ピンチ」みたいで、危なくない、と言って笑った人もいましたが、
それを言うなら、「打ピンチ = ピンチを打ち砕く」意味でしょう。と、押し切りました。
かくも、今は16名のあんまマッサージ指圧師が所属する治療院となりましたが、
ぜひ、こうした心持ちで職務に臨んでもらえたらと考えています。
偉人の名前であり、名前負けをしそうとプレッシャーもかかると思いますが、
それもまた、一興だと考えます。
我々がやっているのは、医療サービスですから、医療っぽい、気合の入った名前でやりたいのです。
ダ・ヴィンチは、自然科学を愛し、万能の天才とうたわれるほど、
人類史上においても、最も高名な人間の一人です。
それに負けないよう、万能の治療を持って、多くの人を治し、癒すことに従事したいものです。
精一杯、これからも頑張りますので、皆様もご支援よろしくお願い申し上げます。
今日は、区切りが良い所で、お話を終わらせて頂きます。
町田市の訪問マッサージ ダヴィンチ治療院
理学療法士・あん摩マッサージ指圧師 神田 裕幸
↑ 以前に作った私の名刺です。
有名な絵どいうことで、レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐にしましたが、
不吉だ、縁起が悪いと、患者様達から不評でした。
...確かに、と後で思いました。これは反省...。