町田市介護福祉士会での研修講師を終えて
お世話になっております。
ダヴィンチ治療院 院長の神田です。
先週の金曜日、町田市介護福祉士会からの依頼により、
『運動学に基づいての体の動かし方、介助方法』
という主題で、研修会の講師をさせて頂きました。
2時間半の講義でしたが、皆様、真剣に聞いて下さり、
私もあっという間に終わった、という感じがしております。
講義内容の細部として、
①運動学とは(運動学や医学的リハビリテーションの歴史も踏まえて)
②起居動作(寝返り、起き上がり、立ち上がり、座り)と歩行のバイオメカニクス
③廃用性筋萎縮について(廃用症候群、筋萎縮のメカニズム)
④お勧めのセルフケア(逆腹式呼吸法 ※丹田呼吸法)
という4つのテーマに分けてお話を致しました。
※上記に今回の研修会資料を添付します。
最後、セルフケアで予定よりも10分ほど時間が長くかかってしまい、
ペース配分や内容について、もう少し、精査が必要だな、と反省材料も頂きました。
でも、参加の皆さんからは、また機会があれば参加したい、明日から習ったことを実践したい、
との話も聞かれましたので、少なからず意義はあったと思います。
現職の介護福祉士として働いている方々へのアドバイスなので、
各起居動作は、できるだけ分かりやすいよう、重要ポイントを3つに絞り、説明しました。
その方が、全部分からなくても、一つでも現場で役立つポイントを知って頂けると考えたからです。
結果として、そうした形での説明は、良かったと思います。
また、今回のことで、
当院のスタッフに対しても、継続的な教育の仕方、あり方について考える機会になりました。
どこまで掘り下げた内容にすれば、マッサージ師向け、リハビリ職向け、介護職向け、になるのか、
その区別、線引きはどこまでか、ということを改めて考えさせられました。
特に、当院はマッサージの依頼だけでなく、リハビリや訓練の依頼も非常に多く、
実にリハビリを含めた依頼が、全体の7割近くにもなっています。
そうした意味では、リハビリ職と同等のレベルでの教育指導が必要だが、
どう分かりやすく教えるか、と今回の資料を作りながら、考えさせられました。
こうした経験を活かしながら、ぜひ、今後の院内教育も充実させていきたいと思います。
訪問マッサージの仕事は、休みが無く、代わりもきかないことが多いです。
ですから、ただ、勉強や努力をスタッフに求めても、中途半端になってしまい、
かえって疲弊する、施術の精度が下がる、などの結果になることも大いにあります。
私ができることは、院長として院内の管理を行いながら、
直接の同行指導、施術録や報告書を見ての意見や指導、
それから、
今回のように分かりやすく、必要最小限の時間で大きな成果に繋がるような、研修・勉強会を行うこと、だと思います。
動画などで撮影しておけば、繰り返し見ることもできますし、
そうした手法についても、色々な検討が必要だなと考えます。
さて、
とりあえず、今回の研修につきましては、最低限、自分達の役割を果たせたと思います。
この町田市における地域貢献、医療貢献が少しでも図れるよう、
今後もご依頼があれば積極的に受けて、皆様のお役に立てるよう努めたいと考えています。
引き続き、ダヴィンチ治療院をよろしくお願いいたします。
町田市の訪問マッサージ ダヴィンチ治療院
理学療法士・あんまマッサージ指圧師 神田 裕幸
座学的なものは、極力少なくしたつもりでしたが、どうでしょうか?
実技は自分で見本を見せたり、モデル(当院のスタッフ)を使って説明しました。
モデルとの事前打ち合わせ無しでやりましたので、予想外の運動をされて少しヒヤッとしましたが、
その中でちゃんとできないと、実際の患者様には行えないので、そこはぶっつけ本番でやりました。