お話しを聴くことの大切さ-院内ブログ

お話しを聴くことの大切さ


こんにちは、事務局の酒井です。

本日のテーマは「お話を聴くことの大切さ」

私の体験から感じた事柄をお話しさせていただきます。

先日、私の友達(Oさん)が、とある理由により、

目的が果たせず、振り出しに戻るという出来事がありました。

その、とある理由に納得ができず、

Oさんも私も、それを受け入れることが難しく、苦しい思いをしておりました。

そんな時、私は知人女性(Mさん)に、ふと愚痴を漏らしました。

Mさんは、ご年配のハキハキした方で、私はどこか同調してくれるのではないかと

期待していたように思います。

Mさんは、すぐに、

「まだこれからということじゃないかな。その方はまだまだ若い。これからいろんなことがあるでしょう

きっとね、今はまだちょっと早いってことなのかもしれないのよ」と・・

私は、その瞬間、ガチガチに纏っていた鎧がバラバラと剥がれた感覚と

苦しかった思いが、ふわっと緩んだのがわかりました。

私はどこか、忙しなく突っ走っていたこと

見えているようで、先を見据えていなかったこと

少し、ペースを落としてみたら?というメッセージが聞こえました。

Mさんは、私よりもずっと年上で、当たり前ですが、

いろんな経験をされてきている方、

これは、年齢と経験を重ねた方だからこその言葉

「焦らない~焦らない、一休み一休み 」

核家族化や、個人主義が主流になってきてしまっているように感じる今の時代、

日常生活の中で年配の方とお話しする機会が希薄になっています。

昔は大家族で、おじいちゃん、おばあちゃん、

ひいおじいちゃんや、ひいおばあちゃんも

同じ家に住んでいることが普通だったはず。

いろんな年代の人との繋がりがあって

いろんな考えや、体験談などが日常で聞くことができていました。

そこから、学ぶこと、氣づくことが、ものすごくたくさんあるということ。

私も日常では、その体験ができない一人です。

今回、Mさんからいただいたアドバイスは

その時の自分では、たどり着けなかったはずの言葉です。

いろんな人がいて、様々な考え方がありますが、何が正解ということではなく、

いろいろな年代、性別、環境が異なる人と関わること、話すこと、聴くことで

目から鱗なメッセージが届くということ。

それは、例えその時に受け入れることができなかったとしても、

いつかの何かに繋がると思います。

ダヴィンチ治療院の患者様は、ご年配の方がほとんどです。

訪問時には、先生と患者様、事務局で言えば、会社とご利用者様という

位置づけではありますが、一人の人としては、ほとんどの方が人生の先輩です。

そういった、方々と関われることは、昨今ではとても貴重なこと

サービスを提供するという立場ではありますが、一人の人として向きあい

接しながら、貴重な体験をさせていただけることは、有難いことなのだと

改めて感じました。

時に、氣づきや成長をさせていただけることに感謝しながら

これからも患者様と向き合い、お身体が良くなるように努めて参ります。

引き続き、ダヴィンチ治療院をよろしくお願いいいたします。

事務局 酒井朋子