初期研修での取材(その3)
お世話になります。
訪問マッサージ、ダヴィンチの手で院長補佐(広報担当)を務めます西垣です。
今日も初期研修に参加させて頂きました。
その時の様子を取材しましたので、ご紹介いたします。
~「ダヴィンチの手」神田院長が語る、技術と心の研修~
訪問マッサージ・治療院「ダヴィンチの手」。
ここでは、単なる技術の習得だけではなく、「施術者としての在り方」そのものを学ぶ場でもあります。
①研修の様子
この日、新たにあん摩マッサージ指圧師の斎藤先生が入社され、岩井先生、平川先生3名で初期研修を行いました。
新人とはいえ、皆、国家資格者であり、既にマッサージ師としての職務経験をお持ちです。
しかし研修には「不安と緊張感」漂う雰囲気があります。
ダヴィンチの一員として患者様と向き合うには、新たな治療の為の理論、技術と知識だけではなく、マインドセットが必要であり、謙虚な姿勢が不可欠なのです。
本日の研修内容は、「30分で治療をする」実践編。
「背臥位」「側臥位」での施術を条件とし、体幹へのアプローチをしっかり取り入れながら、決まった時間で効果的な施術を行う方法を学ばれました。
施術後には、患者役の先生から施術者へとフィードバックを行う流れです。
「良かった点」「改善点」を率直に伝え合うことで、お互いの技術向上を目指します。
「ここでは忖度遠慮は無用」
仲間同士だからこそ、真摯な意見交換ができる環境なのです。
「ダヴィンチの手」では施術者はお互いに「切磋琢磨」するプロ同士の仲間関係なのです。
②神田院長の指導方針
神田院長は、「ダヴィンチの手」がいかに基本・原理に忠実な訪問マッサージかを説きます。
ダヴィンチは商業的な治療院ではなく、技術・知識・理論・職掌解放に基づいた治療の道筋を患者様に示している治療院です。
技術の上達はもちろんですが、それだけでは不十分です。
セラピストには、医療従事者としての知識・技術を習得し、それを適正に扱う資質、確固たる覚悟を持つことが大切です。
それには、その土台、環境を整備することが重要であり、それを担うのが院長や治療院の役割です。
そのための環境の提供に向け、会社としても最大限の努力を注いでいます。
また、当院では「評価」を重視しています。
「訪問リハビリ・マッサージ」を掲げる治療院は数多くあります。
実際に初回無料体験60分を行い、専門的な初期評価表を作成し、治療方針を策定・説明するというスタイルを確立しているのは、唯一「ダヴィンチの手」のみです。
施術はただ触れるだけではなく、事前の評価から治療目標を設定し、その達成に向けてプログラムを実施し、都度検証を行いながら進めるもの。
だからこそ、施術者は「筋道を立てて考えられる人」でなければならないのです。
③施術における一連の流れ、組み立て方について
~ 「30分で治療する」ための評価・技術・フィードバックの重要性 ~
訪問マッサージにおいて、施術時間は限られています。その中で最大限の治療効果を発揮するためには、「施術の組み立て」が重要です。
【施術の流れ】
- 患者様への事前説明(BEFORE)
- どのような手技を用いるのか説明する。
- 施術の目的を伝える。
- 施術開始(例)
- 肩甲骨周りの調整
- 筋肉の緩和
- 体幹のバランス調整
- 施術後の確認(AFTER)
- 患者様の体の変化を確認する。
- 改善点をフィードバックし、目標の達成度を分析する。
技術だけではなく診断力が重要であり、ただ硬い部分を見つけてほぐすのではなく、施術=治療の視点で組み立てることが当院の特徴です。
④患者様への問診、主訴の伺い方
~ 「どこが気になりますか?」患者の痛みを正しく評価するために ~
「患者様は自分の症状を自覚できていない」。
この事実を踏まえ、適切な質問を投げかけることが重要です。
【コミュニケーションのポイント】
- 「どこか気になるところありますか?」(決めフレーズ)
- 症状は3つまでに絞る(情報が多すぎると分析が難しくなる)。
- 患者様に「痛みの場所」を指で示してもらう。
痛みなどの症状は、全て主観的となります。つまり、患者様(ご本人)しか分かりません。
主観的な内容を客観情報として整理することで、第三者にも理解しやすく、情報共有を図ることが可能です。例えば、
「腕を上げたら痛い」 (主観)→ 「肩関節の屈曲100°で発痛する」(客観)
「肩が痛い」(主観)→「肩の挙上時に三角筋の前部線維に収縮痛が生じる」(客観)
このように、痛みの発現に関しても、客観的な表現・指標をもとに症状を評価分析することで、より正確な情報収集が可能となります。
⑤広報担当の編集後記
~ 今回の「ダヴィンチの手」研修取材を終えて感じたこと ~
今回の取材を通じて、「ダヴィンチの手」が他の訪問マッサージ院とは異なる独自の方針・強みを持っていることを改めて実感・確信しました。
特に印象に残ったのは、神田院長との信頼関係に基づく師弟関係がある環境です。
技術の習得はもちろん、施術者としての心構えや考え方が、しっかりとした生き方そのものも、神田院長のもとでしっかり育まれていく環境があります。
また、「経過報告書」を医師・患家宅へ毎月送付することで、訪問マッサージが医療とより密接に関係していることも分かりました。
明確な治療目的とシステムを持って施術にあたることが、当院の最大の強みなのです。
「ダヴィンチの手」での研修は、単なる技術習得ではなく、医療者としての確固たる基盤を築く場なのだと感じました。
最後に、ダヴィンチでは一緒に働いて下さるマッサージ師の先生を募集中です。
当院の求人・採用サイトへのお問い合わせ、もしくはお電話にて連絡を頂けますと幸いです。
働くマッサージ師にとって、最善の環境づくりに今後も努めていきます。
町田市・多摩市・多摩エリアの訪問マッサージ
ダヴィンチの手 院長補佐・広報担当 西垣 賢一郎