新型コロナウィルス対策から学ぶ
お世話になっております。訪問マッサージ『ダヴィンチ治療院』代表の神田です。
訪問マッサージでは、使い捨てマスクを通年で使用していますが、現在、薬局やインターネットにおいても、マスクが手に入らなくなっています。
ほとんどのスタッフが、数か月分のマスクを常備していたため、今のところは訪問に支障はきたしていません。
今までは、手に入るのが当たり前と思っていましたが、こうした状況があったことで、普段の消耗品の有り難さに気づきました。
そして、マスクを買い占めて、定価の10倍以上の高値で売っている人達がいる中、
当院のスタッフの中には、足りない人へ無料で渡したり、他の医療サービス担当者に分けたりしている人がいました。
私も予備数が不十分なスタッフには分けますが、他の事業者まで声をかけるとは、本当に頭が下がります。
「こうした時に、人としての本性が浮き彫りになるんだな。」と改めて思いました。
さて、
現在、都内でも新型ウィルスの感染者が出てきていますが、実は、インフルエンザの罹患者については、去年に比べて大幅に減少しています。
手洗いやうがい、マスクの着用により、インフルエンザにかかる人が少ないのだと思います。
当院の患者様においても、インフルエンザでご入院された方は昨年末~現在までおらず、施設等の閉鎖もありません。
毎年、2~3施設が、インフルエンザの流行のためや流行対策として、施設での面会禁止、部外者の出入り禁止を行うのですが、今年はまだありません。
こうしたことを見ると、各自が習慣として基本的なケアをすること、具体的には、手洗いやうがい、マスクを着用するだけで、おおよその感染症は防止できるのだと思います。
新型コロナウィルスの問題が解決しても、これを契機に感染対策を意識していけば、過剰な感染を避け、皆が安心できる環境が作れるのだと思います。
最後に、
当院も今回のことをきっかけとして、訪問時の衛生管理に対して見直しを行いました。
一つは、通常のタオルではなく、ペーパータオルを手洗い時に使うこと、
一つは、消毒綿等の使用により、毎回、パスルオキシメーターなどの医療機器の消毒を行うこと、です。
全てを完璧にすることはできませんが、医療サービスとして最低限、行うべきことはする、適時見直していくべき、と思いました。
インフルエンザの罹患者数の推移です。
週ごとで分かりにくいですが、今年に入ってからの罹患者が、非常に少ないことが分かります。
町田市の訪問マッサージ『ダヴィンチ治療院』
理学療法士・あんまマッサージ指圧師 神田 裕幸