バイタル計測の重要性について
お世話になっております。
訪問マッサージ『ダヴィンチ治療院』代表の神田です。
当院では、お伺いした際に、必ず血圧、脈拍、酸素飽和度(サチュレーション)等の計測を行います。体に熱感がある、感冒症状がある場合などは検温も行います。
これらは、訪問看護では必須のことであり、私が以前従事していた訪問リハビリでも最初に必ず行っていました。
体を触る、動かすということには、少なからずリスクが生じます。その日の状態をしっかりと把握してから、マッサージやリハビリを行う必要があります。
訪問マッサージは医療保険を用いた医療サービスです。したがって、訪問看護と同様に患者様の状態把握、バイタル計測が必要だと考えております。
当院の訪問時間は40分と、長い時間を設定していますが、バイタル計測に時間を要してしまうと、マッサージの時間が短くなってしまいます。
そのため、手際の良さが必要です。血圧測定など、上腕を絞められて多少キツイ思いもしますので、極力時間を短くすることが望まれます。
あん摩マッサージ指圧師は、血圧測定は学校で習っただけで、実際に臨床で行っていないことがほとんどです。したがって、初期研修でしっかりと練習して頂きます。
先日もお二人の先生と一緒に練習を行いました。患者様への触れ方、タッチング、関節運動の仕方(支え方)など、簡単なようですが、そこに治療の極意が凝縮されています。
もちろん、血圧などの測定においても、スムーズに正確に、痛みがなく、不安を与えず余裕をもって、という要素が必要です。簡単なようで難しい、シンプルなほど難しい、それが基本的な動作です。
血圧を測るだけでも、しっかりと行うように演練すれば、学ぶことは多々あり、施術も自ずと上手くなる。臨床とはそうしたものです。
今後も基本を大事にしながら、状態把握をしっかり行う、バイタル計測をしっかり行っていきたいと思います。
町田市の訪問マッサージ
ダヴィンチ治療院 院長 神田
今は大学病院でも普通の血圧計を使わない時代。場合によっては、当院も電子血圧計を使いますが、こちらの方が数値が正確です。