時給とサービスの質について
ダヴィンチ治療院、神田です。
今日は、5月5日の日曜日です。
久々に、朝一(AM 8:02)で珈琲店へ行き、朝食を頂きました。
開店してまだ2分しか経っていないのに、結構混んでいました。
外の景色が見られる席(2人掛け)が5つほどあり、そこが人気となっているようです。
窓からの外の風景。非常に緑が多くてきれいです。
私が行った時には、既に埋まっており、近くの席に座りました。
すぐに、他のお客さんも入ってきて、間もなくお店は一杯となりました。
店員さんは、3名で回していました。
驚いたことに、注文を取る、珈琲を入れる、お一人で両方こなしていました。
私の感覚では、調理スタッフと、ホールスタッフは別、と思っていたのですが、
今はどっちもやるんですね。
それとも、人員不足からそうなっているのか?
よくわかりませんが、一つ言えることは、
GWなどの祝日は、人数を増やした方がいい、ということです。
当たり前のことなのですが、見ていて、平日と同じようなシフトだと感じました。
当然、お客さんに珈琲が出てくるのが遅くなり、かなり皆さん、イライラしていました。
中には、店員に文句を言う人もいましたが、余計に遅くなるだけです。やめましょう。
それに、店員さんは悪くないです。管理側が悪いのですから。
そうした中、若い人は、携帯をいじっており、あまり気にならないようでした。
逆に中高年の方は、相当に焦っている様子でした。
キョロキョロと周りを見わたし、どの程度、注文が運ばれてきているか、
自分より後の人が先に来ていないか、チェックしている姿が印象的でした。
私も50前の中年男であり、実は、その部類に入っております。
内心「遅いな。」とは思いながらも、実は他のことを考えていました。
私は、店員さん達のことがずっと気になっており、
一生懸命に働いている姿を見て、「可哀そうに。」と思っていました。
もう一人店員さんがいれば、かなり楽になる(状況も変わる)と思うのですが、
その一人が、どうして出せないのでしょうか?
私の印象としては、本来は4名のところを3名で回している、と見えました。
運営(経営)上の問題だと思いますが、最低賃金の影響を受けているのかな、と考えました。
現在、東京都の最低賃金は、時給1,113円です。
仮に時給900円なら、4人雇って1時間3,600円です。
最低賃金の設定から、時給1,200にし、3人雇って同じになります。
人件費が高いのは分かりますが、果たして、そこまで切り詰める必要があるのか?
今日の様子を見る限り、嫌な思いで帰ってしまうお客さんが出て、リピーター客が減ってしまい、
結果として、長期的にお店の売り上げも下がってしまいそうな気がします。
喫茶店って、リラックスするため、心を安らがせるために行くものでしょう。
それが、逆に不快になり、興奮してしまっては、意味がないでしょう。
これでは、本末転倒、ではないかな、と思います。
さて、話は変わりますが、
当院の給与体系として、歩合制を用いています。
お一人の患者様の施術で、訪問するマッサージ師に〇〇円報酬が発生する、という形です。
あん摩マッサージ指圧師という職業の特色(開業権があり、1施術当たりの単価で収益を得る)から考慮し、
月給制などではなく、それが一番良いと考えました。
私が他に取得している理学療法士とは、その辺が全く違います。
理学療法士には、開業権もありませんし。
そして、その歩合給を、できる限り上げること、スタッフの給与を底上げすること、
それが経営者としての役目であり、私が執念を燃やしていること、でもあります。
ただ、今回の珈琲店のように、サービス内容に悪い影響が出てしまったら、何も意味がありません。
患者様には、質の高いサービスを提供し、それに見合うだけの高い報酬をマッサージ師に支給する、これが健全な形だと思います。
せっかくの休日なのに、そんなことを考えていたら、
全然、ゆっくりできませんでした。
それも仕事、私の性なのでしょうね。
そんなところで、今日のブログは終わりたいと思います。
あ、最後に、
コーヒーは美味しかったです。今限定のマンデリンブレンド、最高でした。
私は、平日の混まない時間を選んで、また、行きたいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。
町田市・多摩市・稲城市・多摩エリアの訪問マッサージ
ダヴィンチ治療院 理学療法士・あん摩マッサージ指圧師 神田 裕幸
マンデリンブレンド、非常に美味しかったです。混んでいるのに、おかわり(半額)してしまいました。