設立当初から「包括的な治療」を心がけています。
私がダヴィンチで働き始めて、10年以上が経ちました。今では訪問スタッフだけでも20名以上在籍していますが、当時は院長や事務員を含めて5~6名だったと記憶しています。ちなみに訪問スタッフは皆、マッサージ養成校のクラスメイトでした。今でも当時のアットホームな感じは残っていると思います。
近年は依頼内容が高度化、複雑化しています。以前は肩や腰、膝が痛い、腕が上がりにくい、足に力が入らない、などの依頼が中心で、マッサージ手技を中心としたアプローチで十分対応することができていました。ここ数年は、急に動けなくなった、歩けなくなった、痛みがとにかく強いなど、マッサージのみでは対応することが困難な依頼が増えています。
私が入職した当時から、治療院として大きく方針を転換したり、業務内容は変更されてはいません。それでも、昨今の依頼内容の高度化に対しても、スムーズに対応できていると考えています。かといって特別難しいことや、特殊な手技を用いている、ということもありません。
実際の施術内容としては、40分の訪問時間内で患者様に応じて、マッサージ、徒手矯正、姿勢、動作指導(寝返り、起き上がり、座位、立ち上がり)、歩行、セルフケア指導で、10年以上これらを丁寧に継続しています。
他界した私の父も生前、訪問マッサージを利用
最近は、訪問マッサージにおいてもリハビリ、機能訓練を謳う事業所が増えてきています。他界した私の父も生前、訪問マッサージを利用していました。そちらの事業所でもリハビリに力を入れているとのことでしたが、実際は20分間のマッサージのみであったようです。
リハビリをするにも、その方にとって何が必要か、どれだけの強度が適切か、意欲はどうか、生活の環境はどうか、などを総合的に評価した上で、内容を判断する必要があります。
実際、リハビリ、機能訓練には常にリスクも伴うため、患者様の状態を適切にとらえていないと事故につながる恐れがあります。そのため、これらを実施できる訪問マッサージ業者は、現状ではかなり限られてしまうのが実情であると思います。
自己研鑽、仲間たちと切磋琢磨できる場を求めている方にとっては、ダヴィンチはとても良い環境
先にも述べましたが、当院では特別に難しいことを行ってはいません。
一つ一つのことを丁寧にこなす、ちょっとした考え方の変化と、それを継続することだと思います。このことが、多くの方から高く評価されているのだと思います。
私自身は決して順風満帆ということはなく、たくさんの方に迷惑をかけつつ、支えてもらいながら勤務してきましたが、結果的には一人の医療従事者としてのプライドを持つことができています。
自己研鑽、仲間たちと切磋琢磨できる場を求めている方にとっては、ダヴィンチはとても良い環境だと思います。
